アーカイブ

© Island Gallery All rights reserved.

20189/19

作品紹介 / 柴田祥『ともしび』

こんにちは。Island Galleryスタッフの理恵です。ひと雨ごとに秋の気配が深まり、陽射しもやわらかくなりました。芸術の秋の到来です。只今、柴田 祥 写真展「視界不良」を開催しております。本日は展示作品より『ともしび』をご紹介します。


『暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけてもまだ暗いと不平を言う人がいるのが今の世の中。一度きりの人生を一本のろうそくに見立てたりすることがあるが、太く短くを体現している(いた)人たちのように振り切れた人間に憧れを抱くも波瀾万丈に耐えきれない人間なのは自分がよくわかっている。』/ 柴田 祥

風景作品の中で異質な魅力を放つこの作品は、弘前市相馬地区で真冬に行われる奇才「ろうそく祭り」で撮影されました。沢山の人達の願いがこめられたろうそくは一晩中灯され、そのろうそくの溶けた形を見て、作物の豊凶や願い事が占われるそうです。

人はもっと明るくなれもっと明るくなれと願いながら暗闇に身を置くことにも安心している矛盾の中に生きていて、自分のそんな一人かもしれない。作品の中の灯りをみつめながらそんなことを思いました。決して闇が濃くなるようなどす黒い感覚ではなく、闇の中にあるからこそ小さい光がとても有り難く感じることができる。そんな温かささえ感じるのが不思議です。

柴田氏の写真と言葉には深い精神性のようなものが流れ、ふとその中に自分自身を投影していることに気がつくのです。それはひとつひとつの作品が柴田氏にとってただただその風景の中に自分がいたという存在証明であり、自分の在り方を確認していく作業なのかもしれません。
是非、その魅力をギャラリーで感じでいただけたらと思います。
皆様のご来廊をお待ちしております。

柴田 祥 写真展 / 視界不良
会  期 2018年9月15日[土]-24日[月] open 11:00-19:00
入場無料 火曜日休廊
会  場 Island Gallery
     東京都中央区京橋1-5-5 B1
     phone / 03-3517-2125
協  賛 マルマン株式会社 Canson Infinity


作家在廊日
9月15日(土)・16日(日)・17日(月)
9月22日(土)・23日(日)・24日(月)

  • 作品紹介 / 柴田祥『ともしび』 はコメントを受け付けていません。
  • ETC
  • ,

関連記事

コメントは利用できません。

坂崎幸之助書写真展 / マジカルミステリーアワー

夜は苦手だけど夜の入り口は嫌いではない。むしろ心魅かれる時間帯でもある。この短い時間を表す日本語には美しい言葉がたくさんある。「夕間暮れ」「…

アキラ・タカウエ 写真展 コンセプチュアル・アーバンスケープⅡ

構造工学と景観理論に基づく論理的な「コンポジション」、 コンセプトが魅せる「都市風景の異空間表現」、 この対偶となる二つの世界が理想的に…

20194/23

作品紹介 / 名嘉睦稔『和季』

こんにちは。Island Gallery店長の麻衣です。週末のボクネンさん来場は大変賑わいました。急な決定でしたが、お越しくださった皆様、誠…

柴田 祥 写真展 / 津軽再考(再構)

この度、2019年5月に写真集「津軽再考」が出版となりました。 出版を記念しまして柴田祥写真展「津軽再考(再構)」を開催いたします。 2…

20195/19

作品紹介 / 坂崎幸之助『ホタルは棲んでいないけど』

昨日から始まりました『坂崎幸之助書写真展 / マジカルミステリーアワー』。初日からたくさんの方にご来廊いただきました。本日も朝から賑わってい…

ページ上部へ戻る