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20196/7

作品紹介 / アキラ・タカウエ『 The Matrix』

私は自他ともに認めるアキラ・タカウエのマニアである。作品を初めて目にしたときから、その圧倒的技術力とセンスに驚嘆した。Island Galleryはコマーシャルギャラリーなので、どうしてもセールスの結果は重要だ。これは綺麗事だけでは済まされない事実なのだ。それは惚れ込んだ写真家のアーティスト活動を継続してサポート出来るかどうかにかかってくる。そんなシビアな理由も考慮して取扱作家を選んでいる訳で、必然、売れそうな作家にオファーをすることが多くなる。

ところで欧米のアートフォトの状況はどうなのか?
羨ましいことにマーケットが日本よりは確立されている。これは写真界隈の話だけではなく、芸術全般において日本より活気があるようだ。

などと、普段思い考えていることを吐露してしまったが、そんな状況の中、このアキラ・タカウエ作品についてはどうだろうか。美しい風景にあるようなインテリア的な要素を求めるのは難しい。まずはモノクロームであることと都市風景であるということだ。実はそのどちらもセールスには厳しい。

ところがどうだろうか。そんなマイナス要因をまったく感じさせない、この圧倒的な作品群には、私が感じたことと同じように感動し、更にはご自宅にお迎えしてくれる人も多く出てきている。ギャラリストとしては冥利に尽きる。

アキラ・タカウエは、すでに海外のフォトコンテストにおいては超有名人だ。出品すれば指定席のように賞を獲得している。おそらく近い将来は、コマーシャルギャラリーだけにとどまらず、パブリックなスペースで個展のオファーも来るだろう。どこが最初に手を挙げるかが今からとても楽しみだ。

さて肝心の作品紹介だが、アキラ・タカウエと言えばこの組写真だ。一枚一枚で完璧な作品を、更に組写真にして発表することの意味は大きい。計算されつくされた構図、配置を含め、ひとつの画面に収める事により、新たにアートフォトとしての都市風景を構築している。

実は私は3年前の初個展において、この中の一枚を購入している。リビングのいつも目にする位置に鎮座している。そして今展でもまた一枚手に入れた。 / Hideo Ishijima

さて、本日は急遽15時より作家在廊することになりました。
会期は9日(日)までです。8日(土)・9日(日)も終日在廊いたします。どうぞお見逃しなく。


アキラ・タカウエ写真展 / コンセプチュアル・アーバンスケープⅡ

~ファインアートと都市風景の理想的融合~

会  期 2019年6月1日[土]-9日[日] / 5日[水] 休廊
入場無料 open 11:00-19:00
会  場 Island Gallery
     東京都中央区京橋1-5-5 B1
     phone / 03-3517-2125
協  賛 マルマン株式会社 Canson Infinity


作家在廊日
6月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)

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