真っ暗な随神門の前で手を合わせ、
異界の入り口に足を踏み入れる。
真夏の夜の羽黒山の森は静寂そのものだ。
手元の灯りを頼りに、
継子坂の石段を一段ずつ降りていくと、
谷の方から微かに聴こえてくるのは、
祓川と須賀の滝の音だ。
朱の神橋を渡ると、深い異界へと誘われる。
更に奥へと進むと国宝五重塔はその先にある。
そこからは一の坂、二の坂、三の坂と続き、
山頂の三神合祭殿へと繋がるのだが、
我々はこの一の坂の入り口にある小さな神社で
夜明けを待つことにした。
+通常CDパッケージ版 / 1,500円
>> 11トラック 60分 / 自然音解説書付き
+ダウンロード版 / 各 1,200円
>> CDクオリティを凌ぐ音質
[ DOWNLOAD ] WAVE / 24bit 48k / File Size 900MB
>> CDクオリティの音質
[ DOWNLOAD ] WAVE / 16bit 44.1k / File Size 503MB
>>MP3により圧縮した音質
[ DOWNLOAD ] MP3 / 256 Kbps / File Size 100MB
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+レコーディングシステムについて
バイノーラル方式によるレコーディングで、24bit 96kで収録しています。バイノーラル録音とは、小型で高性能なイヤホンタイプのマイクを両耳に装着する事により、人間の耳よりも数段優れた感度で録音する事が出来ます。
+ミキシングについて
高音質で録音された素材は、TINGARAのサウンドプロデューサーでもあるイシジマヒデオが、ミキシングエンジニアとして鍛え上げたテクニックで、トリートメント&ブラシュアップを施す事により、驚異の立体サウンドが生まれました。是非、この異次元の音を体感してください。
+再生について
普通のステレオでも充分リアルなサウンドが体感できますが、ヘッドフォンで聴くと、よりリアルで、あたかもその場所にトリップしたかのような臨場感を体感できます。
- このコンテンツは音楽やナレーションは一切収録されてない、自然音のみによる構成になっています。
- 音声ファイルフォーマットは三種類ご用意しました。それぞれの環境に合わせてダウンロードしてお楽しみください。
- 価格は一律 1,200円となります。お買い上げいただいた日から 7日間はフリーでダウンロードいただけます。
- ファイルにはDRM(著作権保護)などは一切かけていません。違法なコピーやダウンロードはお控えくださいますようお願いいたします。
- 本作品に含まれる「音」を許可無く二次利用する事を禁じます。なお商用目的で二次利用されたい方は、こちらまでお問い合わせ下さい。
Produced and Directed by Hideo Ishijima
Live Recorded at Dewa Sanzan / 2011
Live Recording / Hideo Ishijima
Yuji Matsumae
Saori Anzai
Haru Kurihara
Mixed & Mastered / Hideo Ishijima
Mixing & Mastering Studio / studio TINGARA, Tokyo
Photographer,Art Direction & Design / Hideo Ishijima
Art Works / Saori Anzai
Special Thanks to
BirdSong Analytics / Atsushi Kobayashi
Adviser / Masakazu Watanabe
Susumu Kaino
Jin Hamanaka
and The Great Nature of DEWA SANZAN
Island Sound レーベル
販売元 / Island Gallery
2011.12.25 リリース
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TOTAL TIME / 60分 11track
- 御神渡り
徐々に明るんできたその時、気の早い鳥たちが囀り始める。と同時に、聴きなれない音を僅かながら感じたので、相棒と共に慌てて参道を挟んでレコーダーを回し始める。すると山頂付近からザワザワと、そしてカナカナと、徐々に一の坂の参道を降りて来る。その音はいよいよ大きくなり、この荘厳な響きに目を開けられずにいる我々の目の前を通り過ぎていくのだった。そう、その正体はヒグラシだったのだが、我々には神さまが一の坂の階段を降りてきたとしか思えなかったのだ。そして15分くらいで、何もなかったかのような静寂が戻り、鳥たちが囀り始めていた。正に御神渡りだったのだ。
- 雨のアカショウビン
夜明け前に拘るのは、人工音が少ないことが一番の理由であるが、写真と同じで、自然音にもマジックタイムが存在している。夜明けを告げる一番鳥が鳴くと、一斉に朝の囀りが始まるが、この日は朝からの雨模様で様子が少し違う。降りしきる雨の中、次々と鳥たちが目を覚ますが、朝の囀りと呼ばれる賑やかさには程遠い。とその時、突然、左の上から、しかも至近距離で『キョロロ』と声がした。キミ、そこにいたんだね。
- 朝の囀り
夜明けのブナ林は実に清々しい。一番鳥が鳴き始めると、四方八方から一気に囀り始める。しかし暫くしてバードウオッチャーの人とかが来る頃には、すっかり落ち着きを取り戻し、それぞれの縄張りの中でまた囀り始める。
- 清らかな流れ
環境省が選定した名水百選になっている月山山麓のブナの泉。地蔵沼に流れ込む清らかな小川の流れは音も素晴らしい。そして風景も当然美しい。
- キビタキの恋
ブナ林でキビタキが数種類の声を使い分けてしきりに囀っている。恋の季節なのでしょうか?ホトトギスも登場し、辺りは一層賑やかになったのでした。
- 雷鳴轟く
この日はどうにも天気が良くない。雨が降ったり止んだりを繰り返していたのだ。一の坂の入り口にある神社に軒先をお借りして雨を凌ぐことにする。遠方に雷鳴が轟き、雨も強くなり始める。杉並木に降りしきる雨の音は実に心地良い。
- せせらぎ
小川のせせらぎは音の森のマイナスイオンだ。目を閉じて耳を傾ければ、意識はブナの森にすぐにでも飛んでいける。自然音の王道とも言うべき音。
- 賑やかな森
オオヨシキリがしきりに囀っています。そこにホトトギスとウグイスも参戦してきた。賑やかな森です。
- 羽黒山神社の手水
手水舎でお清めをしていると素敵な音に遭遇する。絶妙な水量のため、滴り落ちる音がまるで水琴窟のような響きだ。ここは手と口を清めるだけじゃなく、耳も清めてくれる場所だったのだ。
- 森のパーカッショニスト
森のパーカッショニストが池にいた。モリアオガエルだ。お互いに意識しているかの如く、凄いリズムを紡いでいる。おそらく、呼応していたのでしょう。
- 清流で囀るカジカガエル
夕暮れ時に、それは始まった。フィフィと囀るのだ。しかし、これはカエルだから囀るとは言わない。でも正に、鳥の囀りかと思える美しい鳴き声なのです。

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