2013.11.11

写真家・木村伊兵衛が切り取った「琉球」と、ボクネン作品の世界。

ETC

こんにちは。Island Gallery店長のさおりです。東京は秋晴れの青空が広まっています。週末はいかがお過ごしでしたか?
私は「芸術の秋」という事で、六本木のフジフイルムスクエアで開催されている写真展「木村伊兵衛のふたつの旅 - 琉球・秋田」へ行って来ました。歴代の古いカメラが展示してある写真歴史博物館の一角で、中身の濃い内容でした。

木村伊兵衛氏が1936年に初めて訪れた沖縄で撮影された写真の数々。それは、まるで沖縄の木版画家・名嘉睦稔が作り出す作品のリアルな世界のようで、嬉しくなりました。絣の着物を着た美しい女性、この作品に出てきているような伝統的な船・サバニやジーファーと呼ばれるかんざしで髪を結う人などの生き生きとした日々が切り取られていました。ちょうど、ボクネンさんのおばあちゃんの時代でしょうか。まるでタイムスリップしたような錯覚になりました。

さて、Island Galleryでは名嘉睦稔木版画・価格改定前の最後の展覧会を企画中です。1987年に木版画と衝撃的な出会いをした沖縄の青年が、その後26年の間に生み出した作品を前期・後期に分けて展示いたします。

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