2014.11.05

名嘉睦稔木版画展 / 作品紹介「花屋敷」

ETC

hanayashikiこんにちは。Island Galleryスタッフのりえです。只今、開催中の名嘉睦稔木版画展「こころに渡る風 南島の風景」より展示作品『花屋敷』のご紹介です。
煌びやかな海の世界を描いた今年彫られたばかりの新作です。「原点に戻り、自分の基本である景色の珊瑚を描きたい」と言っていたボクネンさん。記憶の中にあるのは生命の色が溢れる海の森です。珊瑚について語ったボクネンさんのインタビューをご紹介します。

サンゴが多様な魚たちを育んでいるんだよね。南の海っていうのは海そのものに栄養はあまりなくて、栄養があるわけじゃないからサンゴも様々な形で棲み分けをしている。魚も少ない栄養を、うまい具合に太陽というエネルギーを利用しながら棲み分けて、種類を増やすことによって、みんな生きる方法を見出しているんだよね。
同じテーブルサンゴの中で、場所を変えたり、自分の姿を変えたりすることで、餌のとり方を変えてみんなで生きあっている。多様さの中に人類も民族を越えて、宗教を越えて、人々が生きる方法のヒントが隠されているような気がするね。海ではああいうことが行なわれているわけだから、我々、地球全体もうまい具合に地球という共有の家を協力し合って共生できるはずだよね。 名嘉睦稔(ラジオインタビューより抜粋)

+名嘉睦稔木版画展 / こころに渡る風 南島の風景 11月1日[土]-16日[日]

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