2025.03.17

京都宮川町の老舗お茶屋で、安斉紗織さんの美しい掛け軸『鏡桜』を愛でる贅沢なひととき
Island Galleryの所属作家である安斉紗織さんの掛け軸『鏡桜』が、京都宮川町のお茶屋さん「湊家」のお座敷に、期間限定で飾られています。この作品は、Island Galleryのお客様のコレクションです。
湊家は、宮川町で最も古い歴史を持つお茶屋さんです。数々の文人墨客にも愛されてきた由緒ある場所で、現在も当時の面影を残す建物や調度品が大切に受け継がれています。一見さんお断りのお店で、お座敷では、舞妓さんによる舞などの伝統的なおもてなしを受けることができます。
お座敷に掛けられた『鏡桜』は、安斉紗織さんがモノクロ写真に色を塗り重ねた作品です。余白を活かしたシンプルな構図は、見る人の心を落ち着かせ、静かに桜と向き合う時間を与えてくれます。抑え気味に彩色された桜は、まるでそこに本物の桜があるかのように、私たちの心を惹きつけます。
こんな素敵な空間で、美味しいお料理とお酒をいただきながら、ゆっくりと作品を鑑賞することができたら、どんなに贅沢でしょうね。
PROFILE | SAORI ANZAI 安斉紗織

1983年 東京生まれ。
女子美術大学デザイン学科卒業。学生時代よりハワイ、沖縄、ニュージーランドなどの島々を旅し撮影を行う。大学卒業後、西表島の紅露工房にて作品制作を行う。2015年より彩色写真画家として活動開始。モノクロームの写真に手彩色を施す独特の技法で作品を発表している、今話題の新世代のアーティストとして注目を集めている。
Online Gallery / SAORI ANZAI 安斉紗織

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