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20131/30

名嘉睦稔木版画展 展示作品のご紹介と「裏手彩色木版画」制作方法について

こんにちは。Island Gallery店長のさおりです。寒さの中にも少しづつ春の兆しを感じるようになり嬉しくなります。現在開催中の名嘉睦稔木版画展「春のうた~南島からの贈り物~」展示作品の中から春を象徴する桜の作品をご紹介します。こちらは、2008年に制作された『淡紅色の恋』です。枝垂れ桜が愛らしい女の子のように見えます。3月3日のひな祭りの日に制作されたのは偶然でしょうか。

さて、本日はボクネンさんの木版画作品の制作方法についてもお話したいと思います。私は初めて作品を見た時、一体何版作ってこの複雑な色を出しているんだろうと不思議でした。そういう方も多いのではないかなと思いますが、作品は「裏手彩色」と呼ばれる技法で制作されているので彩色は手描きです。まず最初に版木に向かって祈り、墨で下絵とは言えない程度の「あたり」をつけます。そして祈りの中に見えてきた イメージを一気呵成に版木に彫り込むのです。 彫りが終わると、和紙に墨色を摺り、最後に紙を裏返して鮮やかな色彩を一気につけて作品は完成します。

小さい頃から絵を描くのが好きだったボクネンさんは、初めて刃先を板に入れた瞬間に「僕は版画を一生やり続けることになる」と直感したのだそうです。制作の根本には最初から意図したとおりではなく、何か目に見えないものとつながっているような、日常ではありえない感覚に身をゆだねて制作しているのだとか。。。だからこそ、作品を見た人の心をよりつかむのではないかなと思います。ぜひ原画を見にお立ち寄りください。

春のうた~南島からの贈り物~
名嘉睦稔木版画展

1月25日(金)~2月16日(土)
日曜休廊 11:00-19:00
Island Gallery
東京都中央区京橋1-5-5 B1
tel / 03-3517-2125

【関連サイト】

+展示作品のご紹介 / 「響むあけもどろ」
+名嘉睦稔 プレアート「淡紅色の恋」

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