2015.07.17
名嘉睦稔木版画展 / 展示作品紹介『生々』
初めましてこんにちは。新しくIsland Galleryのスタッフとなりました望月香緒里です。
現在開催中の「名嘉睦稔木版画展 華やぐ琉球の世界」より展示作品『生々』のご紹介です。
ボクネンさんの作品によく登場するヒマワリです。初夏、真夏、晩夏と移り変わるように、咲きたてや咲き終わった花が一つの絵の中に季節の変化を現しているように感じます。黄色いっぱいの中に緑や水色の差し色が効いていて元気ももらえる作品です。よく知られた題材を描くにあたって、以前ボクネンさんが自分の使命を語っています。
あれ程の見事な”ヒマワリ”を、ゴッホがすでに成しきったと言うのに、
ぼくはまた、何故向日葵を描こうとするのだ。
-中略-
くり返し返しの命の数の分、根の心の同じを語らねばならないのである。
それぞれの自分の”言葉”でである。
画文集『風のゆくえ』より抜粋
いろいろな年代の向日葵作品が展示中です。皆様のお越しをお待ちしております。
名嘉睦稔木版画展 華やぐ琉球の世界
会 期 7月4日[土]-18日[土] open 11:00-19:00
入場無料 会期中無休
会 場 Island Gallery
東京都中央区京橋1-5-5 B1 tel / 03-3517-2125