2013.03.22
名嘉睦稔木版画展 展示作品のご紹介 / 「呼ぶ」
こんにちは。Island Gallery店長のさおりです。東京はすっかり桜が咲いて華やいでいます。銀座からIsland Galleryのある京橋へと中央通りを歩く途中にも大きな桜があり見頃を迎えています。
さて、Island Galleryで開催中の名嘉睦稔木版画展「人魚の恋」~ふたつの人魚夜話より~展示作品より『呼ぶ』をご紹介します。こちらは2003年に出版された版画絵本『紅逢黒逢の刻』第一話『人魚夜話』の為に制作された作品です。サバニと呼ばれる沖縄の船に乗った漁師のシルエットと彼への想いを募らせた人魚が描かれています。ロマンチックな一枚です。
三日 三晩 人魚娘は 心ここにあらず
八日 九日 嘉真羅は 漁が手につかず
十昼 十夜 人魚娘は 切なくて涙がこぼれ
朔日 望日 嘉真羅は 胸が裂けそうになったつのる想いは恋になっていた
名嘉睦稔『人魚夜話』より
あと1日の開催となりました。皆様のお越しをお待ちしております。こちら以外の展示作品もオンラインショップギャラリーよりご覧頂けます。じっくりと作品をご覧ください。
3月9日(土)~23日(土)※会期中無休
OPEN 11:00-19:00