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20189/17

作品紹介 / 柴田祥『厳冬と減退』

現在、好評開催中の柴田祥写真展『視界不良』は、作者の心情を写真を通して表現した内容となっています。モノクロや極力彩度を落とした色彩から伝わるのは焦燥感であったり、暗雲とした不安。そこにキャプションの切れ味があいまって、ぐさりときたり、はっとするなにかがあります。展覧会を通して、ひとつの文学にふれるような、そんな不思議な感覚に陥る写真展です。その中で今回わたしが紹介したい作品は『厳冬と減退』です。


『津軽地方といえば「りんご」。古くからあるりんごの木というのは品種改良された近年のものより寿命が長く、独特な剪定作業によって横へ横へと枝を伸ばしていく。大きく横に腕を広げたような立ち姿は小学校運動会のお遊戯のような、早朝のラジオ体操をしているような光景に見えなくもない。いや見えないだろ。』 / 柴田 祥

きっと青森では何気なく存在するのでしょう、積雪した林檎畑の木々を、ラジオ体操やお遊戯に見立てるコミカルさ。当たり前のものが、途端に面白くなっていく。今のこの世の中を憂いたり、皮肉を言いながらも、こうした遊び心が垣間見れるところが、柴田祥さんの絶妙なバランス感とセンスなのだと感じます。

本日も終日作家が在廊されます。美しいグレートーンの絶妙な色合いは、ぜひオリジナルプリントでご覧になっていただきたいです。ご来廊お待ちしております。 / Island Gallery 店長 宿谷麻衣

柴田 祥 写真展 / 視界不良
会  期 2018年9月15日[土]-24日[月] open 11:00-19:00
入場無料 火曜日休廊
会  場 Island Gallery
     東京都中央区京橋1-5-5 B1
     phone / 03-3517-2125
協  賛 マルマン株式会社 Canson Infinity


作家在廊日
9月15日(土)・16日(日)・17日(月)
9月22日(土)・23日(日)・24日(月)

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