2017.07.16
作品紹介 / 名嘉睦稔『椏檀風』
こんにちは。Island Galleryスタッフの水絵です。
三連休の中日、まぶしいほどの日和ですが、いかがお過ごしでしょうか。
Island Galleryでは、名嘉睦稔画業30周年を記念した木版画展『海山神謡』を開催中。
前期に当たる夏会期『海の神』の名前にちなんで、展示作品から海を臨む作品をご紹介します。
『椏檀風』は、アダンの木陰に腰掛けて海を見る少女の後ろ姿を描いた作品。樹形と少女のシルエットを大胆に黒で表現し、その中に木陰の青やアダンの実の朱色がうつくしく際立つ作品です。枝が作る中央の空間から見える水面の輝きと夏空の青は鮮やかで、そこに浮かぶ夏の雲は、限りなくシンプルな色と形でありながら、どこか懐かしい夏の景色をありありと想起させてくれます。海への憧れを強く掻き立てられる、私のお気に入りの作品です。
明日7月17日は海の日です。沖縄の海を感じに、ぜひご来廊くださいませ。
名嘉睦稔木版画展『海山神謡』画業30周年記念
前期 海の神
7 月11日(火)-7月25日(火)後期 山の神
10月27日(金)-11月5日(日)作家来廊日(決まり次第にご案内いたします。)