2020.07.02
作品紹介 / 柴田祥『野焼き』
こんにちは。Island Gallery店長の麻衣です。
本日は故郷青森で活躍する写真家・柴田祥の作品をご紹介します。
行政や地域団体の対策、時代の流れもあってかここ2年くらいで野焼きの数は激減しました。
この光景は今ではほとんど見かけません。
髪や服にいつまでもまとわりつくあの煙の匂いをもう感じることができなくなるのはとても寂しいとは微塵も思わない。
この光景は今ではほとんど見かけません。
髪や服にいつまでもまとわりつくあの煙の匂いをもう感じることができなくなるのはとても寂しいとは微塵も思わない。
こちらの作品は2019年6月に開催した『津軽再考(再構)』で展示されました。
地方の農村特有の、消え行くひとつの文化を収めた作品から醸し出されるノスタルジーと終末的雰囲気は、どこか物悲しくも強く魅力的であると感じます。
オンラインギャラリーでは、過去5回にわたり開催された個展作品をお楽しみいただけます。どの写真展も強いコンセプトの上に構成された、見ごたえある内容です。ぜひご覧ください。