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20176/9

安斉紗織 / 夢桜

前ポストからのつづきです。

さて彩色写真画 安斉紗織は、なぜカラー写真をわざわざモノクロにして、再度カラー化をするのか?

実は彼女の撮影してきた元の写真は、完璧なデータとして記録されている。ですから、そのままプリントをしても十分ギャラリーに展示できるクオリティなのだ。写真家としても相当な腕前だ。
安斉紗織は幼いころより美術に親しみ、美大では油絵をはじめデザイン、そして写真学も勉強をしている。そしてフィルムからの現像もやっていたというから、今となっては貴重な体験をしたことになる。
暗室作業は撮影と同じくらい、作品の仕上がりを左右する重要な工程だから、自ずと個性も出てくる。もちろんこの時はモノクロの現像だ。もっとも現代はPhotoshopやLightroomでのデジタル現像になったが、個性がここで出て来るのは言うまでもない。
さて、そんなバックグラウンドから察するに、モノクロプリントされた作品に絵筆を取ることは、ある意味自然な流れだったのかもしれない。更に付け加えると、Island Galleryのスタッフ時代に、10年以上も沖縄の天才版画家 名嘉睦稔の手彩色木版画を目の当たりにし、制作風景も間近で見ることが出来たことは、大きな影響があったのは確実だろう。
そして初めて彩色した作品を名嘉睦稔さんに見ていただいた時、この技法に名前を付けようという事で『彩色写真画』と命名してくれたのでした。

さぁ、いよいよ本題ですが、安斉紗織はなぜこのスタイルに魅せられたのか。

そのままではあまりにも生々しい写真は、一旦モノクロに変換することによってリセットされ、彩色することによって、彼女の心の中のリアルな世界観を表現しているのだろうと思う。 / Hideo Ishijima

会期は6月11日(日)までです。
是非とも実物を見て体感してください。

安斉紗織 彩色写真画展『さくら』
会  期 2017年6月3日[土]-11日[日]
入場無料 会期中無休 / OPEN 11:00-19:00
会  場 Island Gallery
     東京都中央区京橋1-5-5 B1 tel / 03-3517-2125
協  賛 マルマン株式会社 Canson Infinity


アフタヌーンティータイム
毎日 15:00-17:00

美味しいお飲物とスイーツをご用意しております。午後のひと時をゆったりとおしゃべりを楽しみながら、ご一緒できれば嬉しいです。みなさまのご来廊を心よりお待ちしております。

 

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